2月末、交通事故に遭いました。

宇宙一の夫が運転しており、下の子と私が後部座席にいたのですが、カーブを曲がり切らず車が横転。右側に横転したので重力で地面に衝突しようとしたところ、咄嗟に手が出て窓とアスファルトに手をついた結果、右手首と手のひらの肉がえぐれ、動脈が切れました。幸いにもそれ以外は怪我はなさそうで、左手で吹き出す右手の止血をすることができました。

事故の10分ほど前、下の子が眠くてチャイルドシートからおんぶして欲しいとぐずりながら要求があり、後部座席でおんぶをしました。それで下の子は私がおんぶしていたので、特段怪我もなく、宇宙一の夫も明らかな大きな外傷はなさそうでした。

ただ止血をしていたので手が使えず、おんぶもしているしでうまく車からは出られませんでした。窓ガラスもバラバラになり、以前の車の面影もありません。

直後に通りがかった車を運転していた方々が、110番、救急車要請、二次災害を防ぐための車の誘導などをやってくれました。何と素敵な方々なのでしょう。見ず知らずの人を無償で助ける素晴らしい国民性を再認識。下の子はすごい状況を体験しましたが、泣き出すこともなく背中で色んなことを観察していました。じきに消防車、警察、救急車がきて救急車の中に入りました。処置をしてくれ、その時には動脈の出血はおさまっていました。受け入れてくれる病院が決まり、そこに運ばれました。レントゲンやCT検査が終わり、整形の先生が傷の処置をしてくれました。縫い合わせる時に消毒をするのですが、感じたことのない激痛を体験しました。きっと熱した鉄を皮膚に押し付けたらこんな痛みに違いない…。しかしその前からトイレに行きたいと主張していましたが、その都度別の処置が入り成就しませんでしたが、ついに限界を迎え、導尿をしてもらうことができました。1ℓ近く出ました。膀胱の活躍には目を見張ります。

その後形成外科の先生にバトンタッチし、人工皮膚というのを使いながら縫ってもらいました。総合すると消毒の時が1番痛かったです。

入院せず、その日のうちに帰ることができました。ただ病院を出た後から痛みが増し、こんな、状況じゃ到底眠れない。。やはりその日は痛みもあり興奮もあるのかほとんど眠れませんでした。眠れない中、右手が私の命を守ってくれたこと、しかも幼少期に崖から落ちて気を失い、その時に右手が私を守ってくれて骨が折れたことがあり、また再び右手に命を守ってもらえたことに感激して涙が出ました。今までの人生、そんなミギーに何か恩返しができていただろうか…?

それだけじゃありません。事故発見から関わってくれた通りすがりの人、救急隊の方々、看護師さんや救急スタッフ、整形外科や形成外科の先生たち、病院という空間のおかげで、生きていることの素晴らしさを再認識しました。感謝しかありません。

救急スタッフの方々にお子さんと旦那さんは無事ですよ、だからあなたはあなたの心配をしてくださいねと言われたのですが、その時はピンときませんでしたが、じわじわとああ、本当に夫や子どもに何かなくてよかったな、と思いました。

次の日から宇宙一の夫が消毒をしてくれました。消毒は本当に痛い。でも日に日に回復していることが目に見えて、奇跡のように感じました。

次、4日後受診した時には皮弁形成術で入院するのが望ましいという話を聞きました。そして術後1,2週は入院する必要があると。

そして子ども立ち入り禁止なのでその期間は子どもには会えません。

子ども抜き、家事なし3食付き、入院生活ならぬ、ホスピタルバカンス、まさにホカンスではなかろうか!

心の中でバカンス氣分、家事もせず、子どもの面倒も見ないなんて何十年ぶりなんだろうか。ウキウキで病院に向かいました。一体どんだけ緩ませることができるのか。神様からのご褒美、何だってそう思えばそうなるだろう。

右手が使えないので、効率は追求できない、一つずつ物事を確実にゆっくりやっていく、いかに自分のなかに効率が大きな存在であったか身に染みました。効率の権化になるところでした。効率的でなくてもいいじゃない。非効率の中にこそ神が宿るのではないか。

早速入院初日、予定に支配されない時間を過ごしました。久しぶりの独身時代の休みのようで、何という自由!こんなに嬉しいなんて!知らず知らずのうちやるべきことが膨れ上がっていたのだなあ。やるべきことの断捨離をしていこう。

入院2日目、手術の日。麻酔でどうなるのか緊張しましたが、薬が入って2秒くらいですぐぼやっとし、夢を見ました。長いような短いような夢を経て、名前を言われて起きました。起きてすぐバルーンのことなど説明を受けましたがなかなかぼんやりして覚えきれず。話していると声は枯れているし、喉は痛いし、手術部位がひどく痛いし、踵も痛い。とにかく麻酔が切れると痛いところが強調されて感じました。レントゲン検査の後に痛み止めを入れてもらい10分ほどすると楽になりました。宇宙一の夫とは20分くらい話し、夫は帰りました。三時間は起き上がれないのでうとうとしているといつの間にか3時間経っていました。歩行訓練をして、バルーンも抜いてもらいましたが、おしっこのたびに尿道が痛みました。尿道に対して生まれてこの方感謝していないことに氣づきました。「愛してるよ、いつもありがとう。よく頑張ってくれたね」そう声をかけると痛みが少しおさまりました。

手術翌日、傷を見たところ手術部位からはまだ血が出るようで、ドレーンは抜かずでした。そうするとシャワー浴びられないので清拭してもらい、頭も痒かったのでドライシャンプーをしてみました。ドライシャンプーをやって1時間したらようやく痒みがおさまりました。暇なのでコインランドリーも使ってみました。暇というとても愛すべき時間を自由に過ごせました。ホカンスです。

その後おかげさまで順調に回復し、二度ほど頭を洗ってもらって快適でした。暇だと思う時間も増え、貸していただいている個室の部屋を掃除しました。片手でやるのも難しかったですが綺麗になるたび嬉しさもひとしおです。術後5日で退院となりいきなりの告知でしたが告知の当日退院し、次の日から仕事に出ました。

退院後2週間で抜糸、固定もとれ順調に回復してきています。

今はリハビリに週1回通っています。

傷の痛みだと思っていたところが実は筋肉が拘縮している痛みじゃないかと感じてきました。

この交通事故と入院生活でとても学びになりました。

普段通り生活できるということはなによりも素晴らしいことだし、全てのことは当たり前ではないこと、命を助けてくれる存在がたくさん在ってとてもありがたいということ。

そして効率化を求めることは役に立つこともあるが、人生の主軸に置くと今この瞬間に在ることができなくなり味わいが逃げていくこと。

これを機にやるべきタスクを減らし、その都度やりたいことを入れていこうと決意しました。

そんな決意をしたら、自分がもう10年以上疑問に思っていたことが一氣に解決するかもしれないと期待できる方法に出会うことができました!

それを実践することにしたのでまたそのレポートはいつかできるといいなと思います。

退院時、感動の再会…!

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