アラン研究、ラスト。

『もつれた考えをほどきなさい。精神衛生上のルールをお教えしよう。それは同じことを絶対に考えなおさないことだ。頭を空っぽにするのに間違えなく効く方法がふたつある。ひとつは、周囲を見回して目に入るものを全身に浴びて感じること。かならず効く。もうひとつは、結果から原因にさかのぼること。これは悲観的な考えを追い出す確実な方法である。というのも、結果から原因へ一連のつながりをたどることは一種の旅であり、しかもたちまちはるか遠くにいたることができるからである。175』

→もう1つの方はよくわかりませんが最初の方のは簡単にできそうですよ!是非!

『デカルトを読むと、愛は健康にいいものであり、憎しみはその反対に悪いものであることがわかる。176』

→デカルト、すごし。健康のために愛しませんか?健康のために憎しみ捨てませんか?

『明るい言葉を、心から感謝の言葉を、ひとことかけよう。冷めた料理が運ばれてきても大目に見よう。この上機嫌の波に乗ればどんな小さい浜辺にでもたどりつける。オーダーをとってくれるウェーターの声の調子が違ってくる。テーブルの間を通っていく人たちの態度も違ってくる。こうして上機嫌の波動は、自分も含めたみんなの気分を軽やかにしながら、自分の周りに広がっていく。これには際限がない。182』

→私、これで目が覚めました。人生がこれでまた変わりました。今色々な勉強をしているのは世界人類が幸せであることを願っているからです。そのテクニックややり方を学んでいます。ただ、それより前に1番大切なことは私自身が常に上機嫌でいることです。それが人類に対してのささやかなプレゼントです。どんな状況にあろうと、どんな人であろうと、タダで副作用なくできます。ですので私はこれを読んで上機嫌をみなさんにプレゼントしようと心に誓いました。

『今後は悪意に満ちた合図も、人の喜びを削ぐようなどんな知らせも、いっさい伝えないようにしよう…幸せを願う気持ちがあれば、あなたはすぐに幸せになれる。これはわたしからのお祝いの言葉だ。184』

→とにかく心地よくないことは口にするなということですね。賛同です。幸せを願えば幸せであることができるというのもパワフルな言葉。に続くお祝いの言葉だという一文、感動。

『幸せに生きるコツのひとつとして、「楽しませること」をあげたい。これは、欺いたり下品になったりせずに、できるだけいつも楽しませるということであり、そしてそれは、ほとんどいつでもできることなのだ。185』

→我々は「楽しませてもらう」ことを求めがちですが、主体的に「楽しませる」ということの尊さよ。

『特に若い人たちに対しては、憶測に過ぎない場合には、疑わしきは罰せずの精神で、全て良い方にみてあげよう。若い人たちをりっぱな人間として描き出してあげよう。そうすれば彼らは、自分はそうなのだと信じ、やがてそのような人間になるだろう。反対に彼らを批判したところで、何の役にも立たないのだ。186』

→全国の悩める親御さん、必見です。できない子と思いなさんな。あなたの子はあなたが期待してない状態にあったのかもしれませんがりっぱなんです。

『人ごみでちょっと押されたときは、笑い飛ばすことにしよう。笑うことで押し合いも止むはずだ。187』

→素敵です。何でも笑い飛ばせる力。争いも終わるでしょう。

『しかし、あなたは幸せを自分の中に持っているはずだ。あなたが将来幸せになっているとしたら、それはどういうことだろうか、考えてみてもらいたい。考えられるのであれば、それは今、あなたがすでに幸せを持っているということである。188』

→すでに幸せを持っている!再発見してみて下さいね。

『幸せな気持ちで行われたものは、私たちの目を楽しませる、芸術作品がその明らかな証拠である。みごとな筆づかい、というときの「みごと」には、「幸せな」という意味がある。よい行いはすべてそれ自体が美しく、人の顔を輝かせるのだ。美しい顔が人になんの心配も与えないことは、普遍的な真実なのである。190』

→この文も秀逸。みごと!

『自分を愛してくれる人たちにできるいちばんいいことは、自分自身が幸せになることなのである。193』

→これ、奇遇にも再三みなさんにお伝えしています。アランに1票!

『「幸せに生きるコツ」の一番の決まりごとは、自分の不幸を、いまのことであれ過去のことであれ、ほかの人にいっさい話さないことである。194』

→とにかく自分の不幸を話すな、徹底しています。不幸を話す=愚痴ということでしょうか。

『雨の時はなおさら晴れやかな顔を見たいものである。だから、天気の悪いときにこそにこやかな顔をしよう。195』

→うまいなぁと思いました。雨の日に晴れた顔、いいじゃないですか!

『まだ十分に力説されていないが、幸せであることは、他人に対する義務でもある。197』

→いつもお伝えしていることに私たちに唯一義務があるとするなら仕事をすることではなく、結婚することでもなく、自分の魂を輝かせることだ。という内容のものがあります。同じような意味なのかも。またアランに1票!

『悲観主義は感情からくるもの、楽観主義は意志からくるもの。199』

→面白い。意志次第で楽観的になれますよという心地よい言葉。

アラン、人間の可能性を広げてくれる、神々しい言葉を与えてくれたのでした。

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