質問:伊右衛門 男 24歳
つい最近、私は自閉症スペクトラムあるいは発達障害の傾向があると診断されました。
それから精神科医やカウンセラーと何度か面談を繰り返したのですが、その場では陽気に振る舞えても、帰宅した途端になぜか裏切られたような気持ちに陥ってしまい、あらゆる関係を断ち切りたいと考えてしまいます。
家族からは、医師との相性が合わないのではないかと言われたので、別の精神科医を受診するべきかとも考えています。しかし、どの精神科医を受診しても同じ結論に達するのではと思うと、誰にも相談しない方が却って混乱しないかもしれないと考え始めるようになりました。
自分は人格に多大な欠陥を抱えているのではないだろうか。自分は異常だ。そんな考えが頭にこびり付き、もう何が苦しいのかすらも分からなくなりつつあります。他人の肯定も否定もすべてが嘘であるという思い込みが絶えず付きまとい、有り得ないと分かっていても、周囲の人間は例外なく敵であると錯覚してしまいます。
自分が助けを乞えば手を差し伸べてくれる人はいるのではないか、と信じたいのですが、その手を取るのが堪らなく怖ろしくて何もできずにいます。

回答:メールいただきありがとうございます。ご相談大変嬉しく思います。
色々行動にうつされながら、よく今まで頑張ってこられましたね。大変ご苦労なさったのではないでしょうか。

もしかしたら、

精神科医やカウンセラー

に本当は

陽気に振る舞

いたくないのにもかかわらず、そのように振る舞ってしまったのではないでしょうか。
そうすると

帰宅した途端になぜか裏切られたような気持ちに陥ってしまい、あらゆる関係を断ち切りたいと考えてしま

うのも無理はないのかなと思います。
ですが、自分1人の世界を満喫することも時には必要かと思いますので、帰宅したその瞬間からまた出会う時間まで、むしろその関係を断ち切っている状態をイメージして、それを満喫してみるのはいかがでしょうか。

同時に、まずは

精神科医やカウンセラー

にだけでもよいですので、ありのままに振る舞ってみるのはどうでしょう。

また

自分は人格に多大な欠陥を抱えているのではないだろうか。自分は異常だ。そんな考えが頭にこびり付き、

という状態であると、苦しく思われることはもっともかと思います。

どの存在も例外なくとても素晴らしい存在ですので、例えば「私は最高!」「私は天才!」など伊右衛門さんが自分に対して、心地よい声をかけていただくと次第に

自分は人格に多大な欠陥を抱えているのではないだろうか。自分は異常だ。そんな考えが頭にこびり付き、

という状態から脱し、自分をより信じられるようになり、そうなってくると知らず知らずのうちに他人も信用できるようになっていくことかと思います。
私の好きな言葉に「敵に出会った、そしてそれは自分だった」というのがあります。
自分と仲良くすると敵がいなくなるかもしれません。

自分が助けを乞えば手を差し伸べてくれる人はいるのではないか、と信じたいのですが、その手を取るのが堪らなく怖ろしくて何もできずにいます。

とありますが、助けを求めると案外とみんな熱心にかつ優しく手を差し伸べてくれたりして、安心して手を委ねられるような、そんな体験をされるかもしれませんね。その氣持ちを持ちながらでも、今回のように引き続き動いてみられるとよいのではないでしょうか。

伊右衛門さんが幸せであるよう心よりお祈りしております。

関連記事はこちら