質問:ren 女性 32歳
32才になり、心療内科にかかり診断を受けました。
子供の時から自分は変だなと思っていましたが、診断を受け、正直ショックを受けました。
見つかって良かったとは思いますが、外で、同じような知的障害の方を見掛けると、落ち込みます。
最近は落ち込み気味で、泣いたりしています。
今は、心療内科通い、薬を処方してもらっています。
お聞きしたいのは、軽度知的障害のことを詳しくお聞きしたいです。
お願い致します。

回答:メール頂きありがとうございます。ご相談大変嬉しく思います。

軽度知的障害と診断されたのでしょうか。
ショックを受けつつも見つかって良かったと思われた、その視点はとても素晴らしいですね。

DSM5という診断のマニュアルによれば以下のAからCの全てが当てはまると知的能力障害と診断されます。

A 臨床的評価および個別化,標準化された知能検査によって 確かめられる,論理的思考,問題解決,計画,抽象的思考, 判断,学校での学習,および経験からの学習など,知的機 能の欠陥。
B 個人の自立や社会的責任において発達的および社会文化的 な水準を満たすことができなくなるという適応機能の欠 陥。継続的な支援がなければ,適応上の欠陥は,家庭,学 校,職場,および地域社会といった多岐にわたる環境にお いて,コミュニケーション,社会参加,および自立した生 活といった複数の日常生活活動における機能を限定する。
C 知的および適応の欠陥は,発達期の間に発症する。

簡単に言えば小さい頃からなんとなく生き辛い、勉強は苦手、知能検査で該当する範囲の値を示すことなどで診断されるということです。

こういったことを知るというのは、自分の客観的にみることができ、得意不得意など知ることで、得意なところを自覚しのばしやすくなるのではないでしょうか。

平均的な人間というのはいませんし、みんな違って当たり前かと思います。
変わっている人しかいません。
そしてどんな状態であろうがみんな尊い存在です。

自分の興味があることや好きなことを追求していただければ、ご自身にとってこれからの人生も実りのあるものになるかと思います。

renさんが幸せであるよう心よりお祈りしております。