質問:えいきち 男 22歳

精神科でうつ状態と診断されました。元気な人と比べて落ち込んだり、将来のことを考えて胸が熱くなったりします。過去もずっとうつ状態だったのかとか、これからずっとこうだったらどうしようとかネガティブなことばかり考えてしまいます。朝は起きれない状態です。うつだから考え事が多いのか、考え事が多いからうつなのかわからない状態です。ネットの情報では考え事について触れてないのでどうすれば良いかわかりません。考え事をやめると良くなったという例はないですか?混乱しています。

回答:メールありがとうございます。ご相談いただき嬉しく思います。

うつ状態でネガティブなことを考えてしまうとのこと、確かに落ち込むような考えをたくさんするとうつ状態になり、うつ状態によって落ち込むような考えがたくさん出てくる悪循環に陥ってしまいます。

そんな状態に氣づいた時呼吸を観察してみて下さい。鼻と口の間にある皮膚に息の当たる感覚を感じ取ってみて下さい。温かい、湿っている、どちらの穴から息をしているかなど観察してみて下さい。そうすることで考え事に注意集中がいかなくなり、落ち込む状態が徐々に変化します。私が参加したヴィパッサナー瞑想の合宿では何十年もうつ状態であった方が「こんなに氣持ちが晴れたのは何十年かぶりだ」とおっしゃっていたのを聞きました。瞑想をし、考えることをやめたから良くなったのでしょう。

体が動かせそうなときはスキップしてみて下さい。そうすることでどのように氣持ちが変わるか観察してみて下さい。

「すべてはうまくいっている」「私は天才」など言葉に出すのも役に立ちます。

私たちの思考はすごいもので注意集中を向ければ向けるほどその考えに栄養がいき、育ってきます。そして育ったものが我々の人生そのものになるのです。

いつも浮かぶネガティブなイメージに氣づいたら、栄養を与えたい心地よい考えをイメージしてください。心地よいイメージの方を色彩を強く明るく大きくしてみましょう。と同時にネガティブなイメージを暗く小さく消え入るようにイメージしてみましょう。そのイメージを何度かシュッという効果音で瞬間的に変化させてみてください。それを何度か繰り返すとよいでしょう。

状態は状態で刻々と変化していきます。えいきちさんが歩みたい方向に必ず向かうことができます。色々お試しください。

今回の人生は一度きりです。私たちは楽しんでいろんな経験をし、成長するために生まれてきました。自分自身を思いっきり表現し、引き続きこの美しい地球を存分に味わって楽しんでくださいね。

幸せであることをお祈りしております。

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