近くの海岸が3年ぶりの海開きをし、夏の雰囲気が高まる7月の最初のデイケア。
この日はお二人の方の参加者さんに、新スタッフも加わり、4名でスタートです。

連句では、“感動“、“ハマる“の言葉が続き、
皆さんが夢中になったものを教えていただきました!

続いての当事者研究は、「疲労感を和らげたい」について。
発表者さんは、常に首、肩、足に疲れを感じているとのこと。
お体の疲れであれば、もちろん、よいマッサージ屋さんの情報も大変有益とは思われますが、
せっかく当院の当事者研究でご発表いただきましたので、心との繋がりで考えてみることにしました!

肩こりや首のこりは精神的な緊張と関連があると言われますので、
発表者さんの「緊張」についてお話を伺ってみると、「常に緊張している、それはいつも時間に追われている感じがするから」とのこと。

参加者さんからは、時間に追われている人にはマインドフルネスが効果的、とアドバイスがあり、マインドフルネスの状態を心がけることで、抑うつを引き起こす反芻や心配、ストレスが減ることを教えていただきました。

また、発表者さんが経験されている“時間に追われている感じ“は、予定が入っていて忙しいというよりは、お母様からの「いつ帰ってくるの?」、「どこに行ってきたの?」、「今日はどこかに出かけるの?」という毎日の質問から来ているそうです。
そして、それらのお母様からの質問も、実際にその場で言われていなくても、出先などで「こう思われているだろう、こう言われるだろう」と反芻してしまっているとのこと。

つまり、反芻が発表者さんの緊張感、疲労感を引き起こしてしまっており、ここで“反芻をしないこと“が、それらを和らげる秘訣なのかも!と気づくことができました。
ここは、先ほど教えていただいたマインドフルネスの出番ですね。
今この瞬間の体験に意識を向けたマインドフルネスな状態を作ることで、反芻は減るそうです。
好きなことに夢中になること、一つの作業に熱中すること、などの手軽にできる方法で、今後、発表者さんの疲労感が少しでも和らぐことをお祈りしつつ、本日の当事者研究は終了となりました。

この日は当事者研究は1本のみで、時間に余裕があったため、
週替わりプログラムを、「自分の“好き“をプレゼンテーション」と「絵月記」の2本立てで行いました。
好きな言語、好きなスポーツ、好きなスポットについてプレゼンし、先月の思い出を絵に描く、という盛り沢山の時間を過ごすことになりました!

次回7/19(火)のデイケアの週替わりプログラムは、予定を変更し、「自由創作」とさせていただきます。
夏の思い出の作品が集まることを願いつつ、次回の皆様の参加をお待ちしております!

精神保健福祉士

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