質問:しゅり 女子 13歳

最近部活の友達に避けられてる気がする.

悪いことした覚えは無いのに睨まれたりきっと悪口言われてるんだなあって思うことが増えました.

この自分の性格のせいで嫌われてるんだと思うと死にたくてたまらない.どうしたらいいですか、

回答:メールありがとうございます。ご相談頂き嬉しく思います。

部活の友達に避けられているように感じるとのこと、お辛いですね。死にたい氣持ちを抱えながらよく頑張られましたね。

しゅりさんの年代(10代前半)は、人生の中で一番完璧主義になる年代だと言われています。こうでなければいけない、こうありたい、という気持ちが大きく膨らみます。そして、その思いが他人や自分に向けられると、非難や批判という形をとるのです。

さらに、そういう時に、他人にも自分にも平等に厳しい目を向けられる人ばかりではなく、時に他人にばかり厳しい人、自分にばかり厳しい人もいるんですよね。しゅりさんはどのタイプでしょうか。またご友人はどうでしょうか。

そして、少し難しい話になるかもしれませんが、他人を批判する行為は、「投影」という言葉で説明することもできます。

自分の中に批判の対象になる特性を見つけた時に、それを認めることが辛いので、他者の中に同じ特性を見出して、それを批判する、という心の仕組みです。つまり、そう考えると、相手が自分を批判してきたとしても、それはこちらに非が全くないこともあるということです。しゅりさんが、何も悪いことをしてないのに、とおっしゃるからには、もしやこの投影である可能性もありますね。

いずれにしても、そういう時期は友人関係で悩む方は大勢いらっしゃいます。

人は誰もが違います。それは、人生を歩む中で人はそれぞれ様々な経験をし、その度に気持ちが揺れ動いたり、何かしらの考えを持ったりしながら、性格や価値観を作り上げていくからだと考えます。つまり、今の性格は良くも悪くも今までのしゅりさんの人生から影響を受けて出来上がっているのだと思います。

性格とは、それまでの人生の結晶のようなものだと考えます。そう思うと、これまでの様々な経験や思い、考え方が積み重なって出来た今の性格がとても大切なもののように思えます。だからこそ、しゅりさんにも今の性格を大切にしてほしいと思います。

でも、部活の友達に避けられていると感じるその原因がご自身の性格にあるとお考えであるなら、今の性格を大切にするというのはしゅりさんにとって、とても苦しいことなのかもしれませんね。

しかし、本当にしゅりさんの性格が原因なのでしょうか。勇気を持って、一度部活の友達と本音を打ち明け合うことで、新しい発見が得られるかもしれませんね。全く違う原因が見つかるかもしれませんし、もしかしたら避けていなかったということが分かるかもしれません。人というのは、言葉にされないと意外とすれ違いがあったりするものです。

本音を打ち明けることで、必ずしも分かり合えるとは限りませんが、相手の本音を知るということは、とても大きな学びになります。

でも、本音をきくのは怖いという気持ちもあるでしょう。その時は、自分を嫌ったり避けたりする人とは縁がなかった、相性が悪かったと割り切ってしまい、他の友人を探しましょう。それも一つの方法です。

まずは部活の友達に確認してみて、それから生きることを前提として今後のことを考える、というのはどうでしょう?

私はしゅりさんに、死という選択肢を選ぶことなく、今回のことを踏まえて人付き合いについて考えたりして、生きるためのこれからを考えてほしいと思います。

しゅりさんはまだまだお若いです。この先の未来、沢山のことがしゅりさんを待っています。大変なことも辛いこともあるかもしれません。でも、それ以上に楽しいことや嬉しいことを経験して、沢山笑って過ごしてやるんだと意気込んで、充分すぎるくらい今の人生を生き抜いてみる、というのはいかがでしょうか。

ただ、死にたい氣持ちや落ち込みが続いて、日常生活もなんとなくやる氣が出ないということであればうつ状態の可能性があるのでお近くのメンタルクリニックに受診されても良いかもしれません。

落ち込みが続くと、今まで何ともなく思っていたことでも、マイナスの方に考えがちになってしまいます。それはお薬やカウンセリングなどで改善する可能性があります。

前世研究などで明らかになってきておりますが、私たちは生まれてくる前に縁の深い人たちと「今度はこういう関係で生まれて、こういうことをしてほしい。その方がより学びが多いから」とお互い色々な約束をして生まれてくるのです。そしてお互いが十分学んだら、その関係は終わることもあります。

知り合った全ての人は偶然知り合っているのではなく、お互いの合意で知り合っているのです。

もし本当にご友人が睨んだり悪口を言っていたらこう思うことも役に立ちます。

他の人を睨む人は自分自身を睨んでおり、他の人の悪口を言う人は自分自身の悪口を言っていることと同じなのです。脳という臓器は良くも悪くも自分と他人を区別できないのです。

そう思うとそうやって生きている方々に慈悲の心が湧いてくることでしょう。慈悲深い氣持ちになったら是非ともその方々の幸せを祈ってあげてください。そうすることでいつのまにか嫌われているのではないかという氣持ち自体が消えていくことでしょう。

しゅりさんはありのままでそれで完璧です。自分にも「愛している。生まれてきてくれてありがとう」と言ってあげて下さい。

精神科医の大家、神田橋條治先生の精神科養生のコツという本があって、その中にちょっと死んでみるという方法があります。

これは仰向けに寝て、目を閉じて『私は死んだ』と心の中でつぶやきます。次に死んだ私の体から皮膚や肉が溶けて行き、大地に吸い込まれて行き、きれいな白骨だけが残るとイメージします。『風が吹くと骨が揺れる』とこころのなかで呟いて、かすかに風のように体を揺らしてみましょう。そうすると、まだ皮膚や肉が溶けきってない部分が感じられます。そこに注意集中して『溶けてゆく溶けてゆく』とイメージしましょう。全身が白骨のバラバラになったらその状態を5分でも好きなだけ続けます。気持ちが良いことが大切です。死んだ状態が続いたら『私は生まれ変わる』と心のうちで呟きます。手足から中心に向けて、次々に骨が繋がってきて、大地の中で浄化された肉と皮が地から湧き上がって骨を包みます。胸や顔のところで肉や皮が合わさって全身が完成したら目を開いて起き上がります。それが気持ちよければ自分に合っている方法です。死にたい氣持ちになった時やってみると役にたつかもしれません。

今回の人生は一度きりです。私たちは楽しんでいろんな経験をし、成長するために生まれてきました。自分自身を思いっきり表現し、この美しい地球を存分に味わって楽しんでくださいね。

幸せであることをお祈りしております。

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