質問:ささみ 女 25歳

小さなことで失礼します。

以前から精神科には通院していて、抗うつ剤による治療も行っています。

数ヶ月前に近しい人の自死を経験して、それをきっかけに悲しみやつらさを感じにくくなっています。

そのためあまりつらさは自覚しにくい、つらくてつらくて仕方がないということも、泣くことも無くなってしまいました。

しかし倦怠感と無気力がひどい日もあり安定した日常生活が送れていません。

頓服の抗不安薬としてデパスを処方されています。

不安もつらさも感じにくいですが、服用するとぐっと楽になって活動もできるようになるようです。どうして楽になるのか自分自身よく分からなくてもやもやしてます。

症状がはっきり自覚できていなくて、診察の時も伝え方に困ってしまうので、自覚したいと思ってはいます。

お聞きしたいことは、デパスの効果が病気の症状に効いていることになるのか?ということです。健康な人が服用した場合は楽になる実感は得られないものなのでしょうか?それともある程度は気持ちよく感じる?など効果がわかるものでしょうか。

もし、健康な人には効果がないのだとしたら、自分が服用して楽になった実感が得られたときはそれまでつらかったのだということがわかります。

変な質問で恐縮ですが、よろしくお願い致します。

回答:メール頂きありがとうございます。どんなことでもご相談いただけるのは嬉しい限りです。

近しい人の自死を体験されたのですね。お辛いこととお察しします。あまりに辛いことだと脳が指令をストップさせて感じにくくしてくれているのかもしれません。

デパスで楽になるということはデパスは効果があるということになります。ありがたいことですね。

ちなみに何をもって健康であるかの定義によりますが、私は自分が処方している薬はどんな飲み心地なのか知るため試しにいくつか飲んだことがあります。

私の場合はデパスを飲んでも他いくつかの向精神薬を飲んでも精神状態に変化はきたしませんでした。

デパスを飲むことによっての精神に対する感じ方はお酒と似ているのかもしれませんね。

症状がはっきり自覚できず、診察の時の伝え方に困るとのことですが、頂いた文章はとても分かりやすいですよ。そのままお伝えしてみてはいかがですか?

ご自身の状態を客観的に分かる方法として瞑想するというのは役に立つと思います。

静かに目を閉じて鼻の下の人中あたりの皮膚の感覚に注意集中し、息があたる感覚を感じ取る作業をしていくと、体の感覚に敏感になってきます。そうすると考えていることと体の感覚がリンクしていることに氣付くでしょう。

今回の人生は一度きりです。私たちは楽しんでいろんな経験をし、成長するために生まれてきました。自分自身を思いっきり表現し、この美しい地球を存分に味わって楽しんでくださいね。

幸せであることをお祈りしております。

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